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【レビュー】京セラの充電式ドライバー「BDX-4V」を購入してみた

nabechang007

ちょっとした作業にとても便利な充電式の電動小型ドライバー。

僕の不注意でいつも使っている電動小型ドライバーが壊れてしまったため、しょうがなく買い直すことにしました。

前まで使っていたのはベッセルの「電ドラボールプラス No.220USB-P1」という機種なのですが、別のメーカーのものを使ってみたくて、ベッセル以外の中から購入してみることにしました。

それが京セラ製の「充電式スクリュードライバー BDX-4V」です。

このBDX-4Vがどのような機種なのかレビューしましたので、ご興味のある方は是非チェックしてみてください。

なべ
なべ

最近は充電式の電動小型ドライバーの種類も増えてきましたね

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BDX-4Vの外箱

BDX-4Vはこのような外箱に入っています。

外箱には「トルク3段階調節可能」・「1充電あたり約110本の木ネジ」・「手締め可能」と特徴がうたわれています。その中でも一番気になったのは「トルク3段階調整可能」というところですね。

これまで使用していたベッセルのドライバーもトルクと回転数を3段階で設定出来たのですが、そのベッセルより安いこのBDX-4Vが同等の機能を有しているそうです。

開封

中には充電式スクリュードライバー本体、充電用のUSB-C to Aケーブル、+ドライバービットが入っていました。

ビットが同梱されているので、新たにビットを購入しなくてもすぐ使うことができます。

BDX-4Vのスペック

BDX-4Vのスペックは以下の通りです。

電 源DC3.7V
リチウムイオンバッテリ
バッテリ容量1,500 mAh
無負荷回転数300 rpm
最大締付トルク
(電動)
2.5 N・m
最大締付トルク
(手動)
5.0 N・m
重 量0.28 kg
充電時間110 分
1充電あたりの作業量木ネジ
約110本

ちなみにベッセルの「電ドラボールプラス No.220USB-P1」は、バッテリー容量が800mAhで電動の最大締付トルクが2.0N・mなので、この点においてはBDX-4Vの方が勝っていますね。

ただし、ベッセルの方は手動の最大耐久トルクが12N・mに対して、BDX-4Vの方は最大締付トルクが5.0N・mとのことですので、前のドライバーの感覚で思いっきり締め込むと壊れる可能性がありそうです。

BDX-4Vの外観

BDX-4Vの外観は京セラのロゴマークの色と同じく、全体的に赤色でまとめられています。

持ち手のグリップ部分にはラバー素材が使われているので、滑りにくく安心して使用できます。

持ってみるとズッシリとした電動工具特有の重みがあり、造りもしっかりしていて安っぽさを感じさせません。ビルドクォリティは悪くないですね。

操作スイッチ類

操作スイッチ類は至ってシンプルで、ドライバー先端を正転・逆転させる正逆スイッチと、トルクを三段階で調整できるトルク切換スイッチが備わっています。

正逆スイッチ

前側のスイッチが正転スイッチで

後側のスイッチが逆転スイッチになっています。

押した感触が良く、スイッチ操作にリニアに反応してくれます。

ドライバー先端を回転させるスイッチは、主に「押す」タイプと「スライド」タイプの2種類がありますが、僕的にはこの「押す」タイプのスイッチの方が使いやすいです。

トルク切換スイッチ

このBDX-4Vにはトルクを弱・中・強の三段階で調整できる機能があり、トルク切換スイッチを押すことで弱→中→強→中→弱・・・の順番で切り換えることができます。

ネジのイラストが描かれているスイッチを1回押すと、現在設定されているトルクのLEDが点灯します。今設定されているトルクは、一番下のLEDが点灯しているので「弱」の状態です。

LEDが点灯している状態でトルク切換スイッチを押すと

一番下のLEDと真ん中のLEDが点灯し、トルクが「中」の状態になります。

もう一度トルク切換スイッチを押すと

3つ全部のLEDが点灯しトルクが「強」の状態になります。この状態で再度スイッチを押すと、LEDが1つ消えてトルクが「中」の状態に変わります。

このトルクの強さについては、「弱」・「中」・「強」それぞれに明確な数値の記載がないため、どれぐらいのトルク値かは分かりません。ただ、電動の最大締付トルクが2.5N・mということなので、「強」は2.5N・mということだと思います。

尚、このトルク設定を変更してもドライバー先端の回転速度は変わりません。

ビットホルダ部分

ビットホルダ部分は六角対辺寸法6.35㎜の六角穴で、マグネットタイプになっています。

付属のドライバービットをビットホルダ部分に近づけていくと

ビタッとマグネットに吸い寄せられてくっつきます。マグネットの磁力は強めなので、使用中にビットが外れたりする心配も無さそうです。

もちろん、同じ形状のドライバービットであれば、別メーカーのものでも取り付けることが可能です。

また、ビットホルダ部分にはLEDライトが2箇所搭載されていますので、より手元を明るく照らしてくれます。

充電端子

充電端子はドライバー本体の底面に有り、ゴムのカバーが取り付けられています。

このカバーを外すと

充電用のUSB-C端子が出てきます。昔の電動小型ドライバーはmicroUSB端子が多かったので、USB-Cで充電できるのは良いポイントですね。

ただし、両端末がUSB-Cの「USB-C to C」ケーブルだと充電できないため、付属のケーブルもしくはお手持ちのUSB-C to Aケーブルを使って充電を行うようにしてください。

BDX-4Vのメリット

僕が考えるBDX-4Vのメリットは次の通りです。

USB-Cケーブルで充電ができる

昨今の様々な電子機器の充電端子はUSB-C端子であることが多いため、ご多分に漏れずUSB-Cケーブルで充電できるのは、この製品のメリットだと思います。

トルクの切り換えができる

トルク設定を三段階で細かく調整できるのは、このBDX-4Vの大きなメリットです。

ベッセルの電ドラボールは回転スピードを変更できる機種が有りますが、個人的には回転スピードよりもトルク設定の方がよく使うと思います。

価格が比較的リーズナブル

トルクの切換機能が搭載されているにも関わらず、この手の電動小型ドライバーとしては比較的価格はリーズナブルです。

BDX-4Vのデメリット

手締めの最大締付トルクが低め

BDX-4Vは手締めの最大締付トルクが5N・mと、他メーカーと比べると少し控えめな数値となっています。

なので、強い力を加えて増し締め作業をしたり、固着しているネジを取り外すなどすると、5N・m以上の大きなトルクが掛かってしまい壊れる可能性があります。

本締めなど大きなトルクを掛ける場合は、普通のドライバーを使って行うようにしてください。

USB-C to Aケーブルでしか充電できない

BDX-4VはUSB-Cケーブルで充電することができますが、PD充電器などには対応していないため、USB-C to Cケーブルで充電することができません。

充電にはUSB-Aポートを搭載している充電器が必要になりますので、使用する充電器やケーブルには注意しましょう。

まとめ

以上、京セラ製「充電式スクリュードライバー BDX-4V」についてのレビューをお伝えしました。

BDX-4Vは比較的リーズナブルな価格で有りながらも、トルク切換機能やUSB-Cケーブルでの充電に対応しているなど、様々なメリットがある電動小型ドライバーです。

電動小型ドライバーをお試しで使ってみたいと考えている方にとって、京セラのBDX-4Vはとてもおすすめできる製品です。

もちろんProユースでも十分使える製品ですので、価格が抑えめで使える電動小型ドライバーを探している方は是非チェックしてみてください。

ABOUT ME
なべ
なべ
エンジニア
設備保全一筋20年の保全マン。
専門は電気であるが、機械関係の仕事にも携わっている。
現在は営業・設計・製作・工事までを1人でこなすハードな毎日を送っている。
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